「粘着系♪粘着系♪ひーなたさん♪」

某ＣＦの節で、突然恋人が口ずさんだ替え歌。



…うん、自覚してるよ、粘着質な性格だって。
ごめんね、５年も粘着して。




「こんな飲み物あったら、粘度の高い液体が
　　みっしり入ってそうで、やだなあ。」

　

うん、でもね、びっくりするといけないから黙ってたけど、
これでもセーブしてるつもりなんだ…。

さっき決意した。

明日はたこ焼を食べよう、と。



たこ焼が 好きだ。到底美女の好む食べ物ではないと
重々承知ではあるが。


「好きな食べ物？フフ…そうね、たこ焼かな？」

このミスマッチぶり。歯に青海苔ついてる美女なんて美女じゃないし。



今迄で一番の幸せたこ焼体験。

「銀だこ全マヨネーズ試食会（６舟／３人）」




え？カロリー？


そんな言葉聞いたことないなあ…。

恋人は飲み物を振るのをすぐ忘れる。

「しょっちゅうこうなる」

だが、下手に注意するのも考え物だ。
次に恋人がとる行動はこうだ。


「紙パックの口をちゃんと押さえなさい」

缶でもやる。プルタブをちょっと戻して。無駄だから。
飛び散ってるから。ここ私の部屋だから。

そこで、対策を考えた。恋人が振るのを忘れるのは
何度注意しても直らないし、こうなったら振らずにそのまま
飲むよう教育するしかない。

私「いやーー恋人って男らしいよね！！
　　缶ジュースを振っておいしく飲もうなんて
　　せせこましいよね！
　　ありのままを黙って受け入れるのが漢ってもんだよ！！
　　缶ジュースを振るなんて女子供のすることだよ！！ 」

恋人「……」


「…むくれちゃった」

きぐるみ、当日仕上がりのクリーニングから
戻ってきましたのでお返しいたします。


最近髪のボリュームを気にして止まない恋人には
ちと辛い試練だったかもしれません。

一縷の望みを託してMP３プレイヤーを置き忘れた
お店に行って聞いてみる。

「誰かが間違って持っていっちゃったのかもね」

がびーーーーーーん。



チャットで謝る。
怒られるかと思ったのに、逆に励まされてしまった。
なんでこんないい人が私なんかと付き合ってるんだか。
甚だ疑問だ。



「優しくされるとなきたくなってしまう」